アトピー性皮膚炎
Ad Treatment
アトピー性皮膚炎とは
About
アトピー性⽪膚炎は、強いかゆみのある湿疹が、体のほぼ左右対称の位置に⽣じ、良くなったり悪くなったりを慢性的に繰り返す病気です。一般的に、6カ月以上（乳幼児では2カ月以上）続くと慢性と判断します。湿疹の多くは、おでこ、⽬や⼝や⽿周り、⾸、⼿や⾜の関節の柔らか い部分に現れます。
アトピー性⽪膚炎の患者さんは⽪膚のバリア機能の低下により、⽪膚がさまざまな刺激に対して弱くなっており、そのため容易に炎症が⽣じ、かゆみのある湿疹が生じてしまいます。また、バリア機能の低下により⽪膚から⽔分が失われやすい状態であるため、乾燥肌の患者さんが 多いことも特徴です。
完治させるのは難しい病気ですが、適切な治療を⾏うことで、「寛解（かんかい）」という、症状が出ずに落ちついた状態を維持することができるようになります。
当院のアトピー性皮膚炎治療
Treatment
皮膚の炎症が続くとそれに伴ってかゆみも持続し、さらに引っかいてしまうことにより炎症が悪化し、バリア機能もさらに低下します。そのため、外からの刺激をますます受けやすい状態になります。この悪循環を食い止めるためには、まず、できるだけ早くしっかりと炎症を抑えること、そしてうるおいを保つスキンケア、さらに皮膚への刺激を減らすことが症状コントロールのポイントとなります。
当院のアトピー治療は薬物療法を中⼼に、光線療法やアレルギー検査などを組み合わせて⾏います。
薬物療法
アトピー性⽪膚炎の炎症を速やかに鎮めるため、ステロイド外⽤薬やタクロリムス外⽤薬、デルゴシチニブ軟膏を組み合わせて治療を⾏います。
ステロイドが恐いと感じる患者様もいらっしゃると思いますが、適切な量を必要な期間だけ使⽤すれば副作⽤を最大限抑える防ぐことは可能です。
また、痒みを抑えるために抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服をも用いることもあります。
当院では患者様の症状に応じてきめ細かく治療をコントロールし、正しい外⽤法と⾃宅でのスキンケ ア指導などを⾏っております。
光線療法
当院ではナローバンドUVBを使⽤して光線療法を⾏います。
ナローバンドUVB光線療法とは、太陽光に含まれる紫外線（UVA、UVB、UVC）のうち、皮膚治療に有効性が確認された波長域（311±2nm）を持つ紫外線を照射する方法です。炎症性の⽪膚疾患や⽩斑を治療する⽅法として近年注⽬されている光線療法のひとつで、皮膚を赤くしたりやけどさせたりする300nm以下の有害な波長をカットした紫外線をごく短時間だけ当てるため、副作用を大幅に少なくすることが可能で、安全かつ効果的な紫外線治療が行えます。
アトピー性⽪膚炎をはじめとした炎症性⽪膚疾患や⽩斑、円形脱毛症などの様々な⽪膚疾患病気の改善に効果が期待できます。アトピー性皮膚炎に対しては保険適用となっています。
当院のナローバンドＵＶＢ治療器は全身型ですので、広範囲の発疹を１回あたり短時間（1～5分）で治療できます。定期的に行うと非常に効果的です。
■費用
1,020円～（保険適応 ３割負担の場合）
■光線療法のリスク・副作用
以下のようなリスク・副作用が起きることがありますが考えられますが、従来の紫外線治療（PUVA療法など）などと比べ⽐べるとに、いずれの症状も起きにくいという特徴があります。
注意事項
- やけど（強い⽇焼け）
- ⾊素沈着
- 肌の光老化
アトピー性皮膚炎Q&A
Question
アトピー性⽪膚炎は治りますか？
適切な治療を根気強く続けていけば、かゆみや湿疹といった症状が生じず落ち着いている薬を使わなくてもよくなる「寛解（かんかい）」と呼ばれ る状態を保つことができるようになります。
ステロイドの外用薬は危険なのでは？
⻑期間、多量に使った場合に副作⽤(毛細血管拡張、毛が濃くなる、皮膚が薄くなるなど)が出る場合がありますが、当院では医師が量と期間をコントロールし、副作用を抑えたまま薬の効果が最⼤限に⽣かせるよう処⽅を⾏います。
妊娠中も治療は続けられますか？
薬物療法については、適切な正しい用法・用量で行えば安全にであれば治療を続けることができます。ナローバンドUVBについ てはについても、妊娠中でも問題無く治療が継続可能です。
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